現在は太陽暦1月1日が一年の始まりで年頭の挨拶や初詣を行うことが当たり前になっていますが、元々アジアの国の多くは太陰暦（旧暦）で一年の行事が行われていました。中国、韓国では今でも旧暦のお正月を大事にして春節は故郷にかえり家族と共に新しい年を祝う行事が行われています。本来、日本もそうしたしきたりは守り受け継がれてゆくべきでしょうが、戦後アメリカの影響を色濃く受けたせいでしょうか日本古来の伝統は逆に排除されていったように感じます。今年は2月1日が旧暦の元日ですが、何事もなく平日が過ぎてゆきました。かくいう私も何か特別なことを行った訳では無いのですが、失われてゆくものに危機感は感じております。さて一年の始まりは1月1日元日という説と立春という説がありますが、ほぼ2月の初旬が一年の始まりと言って良いでしょう。雪がちらつく今日2月5日は氷点下の極寒ですが、新たな年の春がやってまいりました。